本論文では、リソース制約下での効率的な分散型モンテカルロ位置推定手法を提案している。
まず、単一ロボットのモンテカルロ位置推定手法の概要を説明する。次に、複数ロボットによる協調的な位置推定手法について述べる。従来手法では、ロボット間で全粒子を共有するため、通信量と計算コストが高くなる問題があった。
そこで本手法では、分布の圧縮手法を導入することで、通信量と計算コストを大幅に削減している。具体的には、ロボットAの粒子群を圧縮して代表点を抽出し、ロボットBに送信する。ロボットBはこの代表点を用いて自身の粒子フィルタを更新する。
この圧縮手法には、近線形時間で実行でき、誤差保証付きのCompress++アルゴリズムを採用している。
提案手法と従来手法を、シミュレーションと実環境で比較評価した結果、提案手法が位置推定精度を維持しつつ、通信量と計算コストを大幅に削減できることを示した。
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