CARLsim++は、ニューロモーフィックアプリケーションの開発を効率化するための新しいアプローチとフレームワークを提供する。その中核となるのは、大規模で生物学的に詳細なスパイキングニューラルネットワーク(SNN)シミュレーターであるCARLsimである。CARLsim I/Oコンポーネントにより、ニューロモーフィックロボットが環境と対話できるようになる。CARLsim GUIを使えば、プログラミングなしでニューロモーフィックアプリケーションを構築できる。
E-Puckロボットを使った実証実験では、CARLsim++の機能を示した。GUIを使ってSNNモデルを作成し、I/Oインターフェースを介してロボットのセンサーとアクチュエーターと接続した。この最小限のSNNモデルにより、E-Puckがコリジョンを回避しながら自律的に探索することができた。
CARLsim++は、研究者やコマーシャル開発者がニューロモーフィックアプリケーションを作成するのに役立つフレームワークとなる。今後は、より多くのロボットやデバイスとの統合を目指す。
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