本研究では、UAVの経路制御のために、フェージング環境下でも高い信頼性を持つ多数決計算手法を提案している。
提案手法は、相補符号列を用いて、各センサーの投票を振幅変調することで、チャネル状態情報を必要とせずに多数決を算出する。
具体的には、各センサーは自身の投票を相補符号列の振幅に変調して送信する。UAVは受信した信号の振幅の和を比較することで、多数決を算出する。
この手法により、フェージング環境下でも高い信頼性を持つ多数決計算が可能となる。また、送信信号のピーク対平均電力比も3dB以下に抑えられる。
提案手法を、UAVの経路制御シナリオに適用し、理論的な収束性解析と数値シミュレーションによって有効性を示している。
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