本研究では、環境音を利用した屋内インフラレス位置推定手法を提案している。
まず、観測された混合音信号からスーパバイズドNMFとワイナーフィルタを用いて、個々の音源成分を抽出する。次に、事前に計測した環境音の空間分布モデル(GPモデル)と抽出した音源成分の特徴量を比較することで、マイクロホンの位置尤度を算出する。
提案手法は、従来の回帰ベースの手法と比較して、低SN比条件下でも頑健な性能を示した。また、他の位置推定手法(IMUなど)との統合も容易であり、ベイズ推定に基づく位置推定が可能となる。
実験では、約12m×30mの屋内環境で5種類の環境音を用いて評価を行った。提案手法は、従来のMFCCベースの手法と比べて、位置推定精度が大幅に向上することを示した。特に、-33dBまでのノイズ環境下でも安定した性能を発揮した。
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