本論文は、二段階確率計画問題の決定論的等価問題が非凸混合整数二次制約二次計画(MIQCQP)モデルで表される場合の解法を提案している。
提案手法の主な特徴は以下の通りである:
p-ラグランジュ分解: 非凸MIQCQP問題の双対問題に対して、混合整数緩和を生成する手法。精度パラメータpを調整することで、緩和の精度を任意に高めることができる。
双重分解アプローチ: p-ラグランジュ双対問題を解くために、プロキシマル・バンドル法とFrank-Wolfe漸進的ヘッジング法の2つの手法を検討している。これにより、整数性と非先見性条件を満たす最適解を得ることができる。
p-分枝限定法: p-ラグランジュ分解と双重分解アプローチを組み合わせた新しい解法。分枝限定法のフレームワークの中で、p-ラグランジュ緩和を繰り返し解くことで、上界と下界を逐次的に改善していく。
提案手法は、商用ソルバーGurobiよりも優れた性能を示しており、非凸MIQCQP問題の解法として有効であることが確認された。
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by Nikita Belya... om arxiv.org 04-15-2024
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