脊髄損傷後の瘢痕形成は神経再生を阻害するため、その動的な調節が重要である。本研究は、ケイ-オピオイド受容体を発現する脳脊髄液接触ニューロンが、プロジニルフィンを産生する隣接細胞集団からのケイ-オピオイド刺激を受けて、上衣細胞の増殖を抑制する内因性のパラクライン伝達経路を明らかにした。