本研究では、反応曲面法とデザイラビリティ関数を用いて、熱的快適性と昼光性能の両方を最適化するアプローチを提案した。まず、2^8分割実験計画法を用いて8つの要因(南北東西の屋根庇の深さと窓面積比)の初期スクリーニングを行った。その結果、南西の屋根庇の深さ、西側の窓面積比、南側の窓面積比が最も重要な要因であることが明らかになった。
次に、直交実験計画法に基づく一次モデルを用いて最急降下法による最適化を行った。その結果、屋根庇の深さを増加させ、窓面積比を減少させることで、室内過熱時間を低減し、有用な昼光照度を高めることができることが分かった。
最後に、中心複合計画法に基づく二次モデルを用いて最適化を行った。その結果、最適解は屋根庇の深さ3.78m、西側の窓面積比3.76%、南側の窓面積比29.3%であり、デザイラビリティ値は0.625(室内過熱時間8.33%、有用な昼光照度79.67%)となった。ブートストラップ法による頑健性分析により、最適値の95%信頼区間が算出された。
本研究は、熱的快適性と昼光性能の両立を少ない実験回数で最適化できる計算効率の高い手法を示した。
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by Juan... klokken arxiv.org 09-17-2024
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