本論文では、単一機械フローショップ問題における遅延時間と遅れ仕事の最小化のために、2つの新しいヒューリスティックアルゴリズムを提案している。
両アルゴリズムともに、中間段階でPareto最適解を保持することで、遅延時間と遅れ仕事の両方を考慮できる。
提案手法は、数百の仕事に対して1秒未満から数分程度の実行時間で適用可能である。従来のディスパッチルールベースのヒューリスティックよりも解の質が大幅に向上している。また、ニューラルネットワークを用いた解法も検討したが、提案手法に劣る結果となった。
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