Główne pojęcia
グラフの細分化のべき乗の色数、特に次数が無限大になる場合の漸近的な挙動について考察し、次数の上限に関する既存の予想を証明する。
Streszczenie
研究概要
本論文は、グラフの細分化のべき乗の色数について考察しています。特に、次数が無限大になる場合の漸近的な挙動に焦点を当て、次数の上限に関する既存の予想を証明しています。
研究内容
- グラフGのn番目の細分化とは、Gの各辺を長さnのパスに置き換えて得られるグラフのことです。
- Gのm乗とは、Gにおいて距離が最大でmである頂点同士を接続して得られるグラフのことです。
- 本論文では、グラフの細分化のべき乗の色数、特にm=nの場合について、次数が無限大になる場合の漸近的な挙動を研究しています。
- 主な結果として、次数が十分に大きいグラフGに対して、χ(G^3_3) ≤ Δ + C log Δ が成り立つことを証明しています。ここで、ΔはGの最大次数、Cは正の定数です。
- この結果は、Mozafari-NiaとIradmusaによって予想されていたχ(G^3_3) ≤ 2Δ + 1を、m=n=3の場合に強い意味で証明するものです。
- 証明には、GuiduliやAlon、McDiarmid、Reedらによる先行研究の手法が用いられています。
- また、本論文では、k≥2の場合のχ(G^k_k)についても考察し、その上下界を与えています。
結論
本論文は、グラフの細分化のべき乗の色数に関する重要な結果を示しており、グラフ理論における未解決問題に新たな知見を提供しています。
Statystyki
χ(G^3_3) ≤ Δ + C log Δ (ΔはGの最大次数, Cは正の定数)
dst(D) ≤ k + 20 log k + 84 (kは有向グラフDの最大入次数と最大出次数の大きい方)
χ′′(G) ≤ Δ(G) + C (Δ(G)が十分に大きいとき, Cは1026以下の定数)
χ′′(G) ≤ Δ(G) + 8(log Δ(G))^8 (Δ(G)が十分に大きいとき)
χ(G^2_3) = Δ(G) + 1 (Δ(G) ≥ 3 のとき)
χ(G^3_3) ≤ 7 (Δ(G) ≤ 3 のとき)
χ(G^3_3) ≤ 9 (Δ(G) ≤ 4 のとき)
ι(G) ≥ Δ + Ω(log Δ) (Gがペイリーグラフのとき)
Cytaty
"In this paper, we study the chromatic number of powers of subdivisions of graphs and resolve the case m = n asymptotically."
"Our result confirms a conjecture of Mozafari-Nia and Iradmusa in the case m = n = 3 in a strong sense."
"This was extended by Mozafari-Nia and Iradmusa in [11], who showed that, if Δ(G) ≤ 4, then χ(G^3_3) ≤ 9, and conjectured that χ(G^3_3) ≤ 2Δ(G) + 1."
"Guiduli [4] also notes that, if G is a Paley graph, then ι(G) ≥ Δ + Ω(log Δ)."