本研究では、2匹のサルを用いて、視覚的注意課題中の小脳歯状核ニューロンの活動を記録した。サルは中心固視を維持しながら、周辺視野に提示されたランドルトCの向きを識別し、その方向に応じた眼球運動を行う課題を行った。
研究の主な知見は以下の通り:
個々の歯状核ニューロンは、視覚的刺激の方向と関連する眼球運動の方向の両方をエンコードしていた。これは、小脳皮質から歯状核への入力が、視覚情報と運動計画の両方を含んでいることを示唆している。
ニューロン活動は、視覚刺激提示から眼球運動実行までの時間経過全体にわたって変調されており、課題関連の複数のイベントをつなぐ動的なパターンを示した。
2匹のサルでは、課題遂行の行動戦略が異なっており、それに応じてニューロン活動のパターンも異なっていた。
歯状核の記録部位は、前頭眼野などの大脳皮質領域と機能的に連結していると考えられる。
以上より、小脳歯状核ニューロンは、視覚的注意課題の遂行において、感覚情報処理と運動計画の両方の側面をダイナミックにエンコードしていることが示された。これは、小脳と大脳皮質の相互作用を反映したものと考えられる。
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biorxiv.org
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by Flierman,N. ... o www.biorxiv.org 07-20-2024
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.07.18.604119v1Głębsze pytania