本研究では、3次元ブリルアンリアル射影空間(RP3)における新しい高次位相絶縁体相を提案および実証した。
まず、RP3空間を運動量空間に構築し、k-NS反射対称性演算子を導入した。これにより、ブリルアンゾーンが64個のブロックに分割され、その中から8つのユニークなブロックで縮約ブリルアンゾーンを定義できる。
次に、この縮約ブリルアンゾーンに基づいて、Z2ゲージ場によって誘起されたk-NS対称性を持つ3次元格子モデルを構築した。この系は、内在的な対称性保護位相と外在的な境界制限位相を同時に示す初めての3次元高次位相絶縁体モデルである。具体的には、バルクのオクタポール モーメントが k-NS対称性によって保護されており、一方で、境界条件の変化によってバルクギャップの閉塞や境界ギャップの閉塞が引き起こされ、表面状態やヒンジ状態、コーナー状態の出現が観測される。
最後に、提案した3次元RP3高次位相絶縁体モデルを電気回路系に実装し、コーナー状態の存在を実験的に確認した。回路の自己インピーダンス測定により、共振周波数でのピークがコーナー状態の存在を示している。
本研究は、ブリルアンリアル射影空間における新しい高次位相絶縁体相の発見と、その電気回路実現を通して、トポロジカル物性の理解を大きく前進させるものである。
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