本論文では、文字列TのグリーディーなLempel-Ziv (LZ77) 分解を、線形時間よりも高速に計算するアルゴリズムを提案している。
LZ77分解は、データ圧縮の中心的な手法であり、多くの応用分野で利用されている重要な問題である。これまでの研究では、LZ77分解を線形時間で計算するアルゴリズムが知られていたが、本論文では、それを改善し、サブ線形時間で計算できるアルゴリズムを示した。
具体的には、以下の2つの結果を示している:
この結果を得るために、文字列Tの部分文字列の最左出現位置を高速に検索できるインデックスを構築する手法を開発した。このインデックスは、prefix range minimum queryという新しいクエリを効率的に処理することで実現される。
また、提案手法は、重複のない(non-overlapping)LZ77分解の計算にも適用できる。
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