本研究では、ショウジョウバエの寄生蜂に対する体液性免疫応答の調節機構を明らかにした。
主な結果は以下の通り:
レクチン-24Aは寄生蜂感染特異的に誘導される遺伝子であり、その発現は脂肪体の後部領域で局在化している。
RNA-sequencingの結果、JAK/STAT、NF-κB、GATAシグナル経路の構成要素が脂肪体の前部-後部領域で差異的に発現していることが明らかになった。
レクチン-24Aの上流領域にはこれらシグナル経路の転写因子結合配列が存在し、それらの配列を改変すると遺伝子発現が変化した。
JAK/STAT経路の阻害や、GATA転写因子Pannierの活性化は、レクチン-24Aの発現を制御することが示された。
NF-κB転写因子Dorsalも、レクチン-24Aの発現調節に関与していることが明らかになった。
以上の結果から、ショウジョウバエの寄生蜂に対する体液性免疫応答は、JAK/STAT、NF-κB、GATAシグナル経路の協調的な調節によって制御されていることが示された。
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by Zhou,S. O., ... på www.biorxiv.org 06-14-2024
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.06.12.598701v2Djupare frågor