本研究では、3次元点群を用いたオブジェクト動力学のモデリングに関する新しいアプローチを提案している。
まず、オブジェクト内部の相互作用と異なるオブジェクト間の相互作用を別々にモデル化するための2種類の点群畳み込み演算子を導入した。
次に、これらの演算子を用いて、長距離相互作用をモデル化できるU-Net構造を提案した。
さらに、メッシュ入力に対応するため、メッシュ面上の重要な相互作用点の特徴を動的に生成する手法を提案した。
実験の結果、提案手法は、重力や衝突の推論が必要な場面で特に優れた性能を示し、従来のグラフニューラルネットワークベースのアプローチを大きく上回ることが示された。
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