本研究は、音声対話における質問応答タスクを、話者識別が必要な「話者依存型質問」と話者識別不要な「文脈依存型質問」に分類し、最新の音声対話大規模言語モデルの性能を分析した。
結果として、Qwen-AudioやWavLLMなどの音声対話大規模言語モデルは、話者依存型質問に対して大幅に低い精度を示した。一方、文脈依存型質問では高い精度を達成した。これは、これらのモデルが話者の音声特徴を十分に活用できず、対話内容の文脈情報のみに頼って質問に答えていることを示唆している。
本研究は、現在の音声対話大規模言語モデルの話者理解能力の限界を明らかにし、より強力な話者理解機能を持つモデルの開発と、より包括的な音声対話理解ベンチマークの必要性を提起している。
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by Junkai Wu, X... ที่ arxiv.org 09-10-2024
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