書誌情報:
Capitán, J., Díaz-Báñez, J. M., Pérez-Cutiño, M. A., Rodríguez, F., & Ventura, I. (2024, October 16). An efficient strategy for path planning with a tethered marsupial robotics system. arXiv:2408.02141v2 [cs.RO].
研究目的:
本研究は、UAVとUGVからなる係留式マーズピアルロボットシステムにおいて、障害物の存在する3次元環境下での効率的な経路計画アルゴリズムを開発することを目的とする。
手法:
本研究では、まずテザーを多角形鎖で近似し、UAVの離陸可能な地点を効率的に探索するアルゴリズム(PVA)を提案する。PVAは、テザーの凸性と障害物の形状を利用することで、2次元および3次元空間における可視性の問題を解決する。次に、PVAを用いて得られた候補地点に基づき、UGVの経路計画を行う。この際、UAVの飛行距離とUGVの移動距離の合計を最小化するように、可視グラフを用いた探索を行う。さらに、テザーをカテナリー曲線でモデル化した場合についても検討し、PVAが探索空間を大幅に削減することで、計算効率を向上させることを示す。
主要な結果:
シミュレーション実験の結果、提案手法であるMASPAは、従来のRRT*ベースの経路計画アルゴリズムと比較して、複雑な環境においても短時間で最適解に近い解を得ることができた。
結論:
本研究で提案したMASPAは、係留式マーズピアルロボットシステムの効率的な経路計画を実現する有効な手法である。PVAを用いることで、テザーの干渉を考慮した経路計画を高速に行うことが可能となり、UAVの稼働時間の延長や、複雑な環境での運用に貢献する。
今後の研究:
今後の研究課題として、動的な障害物への対応や、複数のUAVを運用する場合の経路計画への拡張などが挙げられる。
Başka Bir Dile
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by Jesú... : arxiv.org 10-17-2024
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