核心概念
オーダーオブマグニチュード値を表すデータの効果的な静的可視化を実現するためのデザインスペースの探索と提案
摘要
本論文では、4桁以上の値範囲を持つ量的属性(オーダーオブマグニチュード値)の効果的な静的可視化のためのデザインスペースを探索している。
まず、マンティサと指数に分割してそれぞれを視覚チャネルに割り当てるアプローチに着目し、既存研究で提案されている6つの可視化手法を整理した。
次に、グラマーオブグラフィックスに基づいて可能な全ての可視化の組み合わせを生成し、可視化の有効性に関する知見から制約を適用することで、336の有効な組み合わせを抽出した。
これらの可視化を系統的に探索・評価し、オーダーオブマグニチュード値の可視化に最適な25の組み合わせを特定した。
さらに、これらの組み合わせから得られた洞察に基づき、オーダーオブマグニチュード値の可視化に関する4つのデザインガイドラインを提案した。
ガイドラインは以下の通り:
- 指数の正確な表現 (AcM)
- 同一オーダー内の詳細な表現 (DeM)
- オーダー間の連続性の表現 (CoM)
- 視覚チャネルの簡潔さ (PaM)
これらのガイドラインに基づき、オーダーオブマグニチュード値の効果的な可視化手法を設計することができる。
また、提案したツールOMVisを用いることで、これらのガイドラインに沿った可視化の探索と生成が可能となる。
統計資料
1,000,000,000,000は10^12を表す
10,000は10^4を表す
100,000,000は10^8を表す
引述
"オーダーオブマグニチュード値を表すデータの効果的な静的可視化を実現するためのデザインスペースの探索と提案"
"オーダーオブマグニチュード値の可視化に最適な25の組み合わせを特定した"
"オーダーオブマグニチュード値の可視化に関する4つのデザインガイドラインを提案した"