核心概念
本稿では、特定の長さの重複を制限した符号の最大サイズに関する上限と下限を導出し、その構成法について考察する。
Stanovnik, L. (2024). Codes with restricted overlaps: expandability, constructions, and bounds. arXiv preprint arXiv:2411.02899v1.
本稿は、q進ブロック符号において、特定の長さ範囲の重複を制限した場合の最大符号サイズを調査することを目的とする。特に、(t1, t2)-重複フリー符号、すなわち、t1 ≤ t ≤ t2 の範囲内の任意の t に対して、符号語間に t-重複が存在しない符号について、その最大サイズ St2
t1 (q, n) の上限と下限を導出することを目指す。