核心概念
離散予算不確実性下での回復可能な頑健最短経路問題は、弧除外および弧対称差近傍において、Σp3-困難であり、さらにその内部の敵対的問題はΠp2-困難である。
摘要
本論文では、回復可能な頑健最短経路問題を調査している。離散予算区間不確実性表現を使用して、不確実な第二段階弧コストをモデル化している。
既知の複雑性結果を強化している。弧除外および弧対称差近傍について、問題がΣp3-困難であることを示している。さらに、これらの近傍に対する内部の敵対的問題がΠp2-困難であることも証明している。
統計資料
グラフGは頂点集合Vおよび弧集合Aから成る有向グラフである。
各弧eの第一段階コストはCe≥0である。
第二段階弧コストは不確実で、名目コストはĉe≥0、最大偏差はΔe≥0である。
離散予算不確実性集合U(Γ)は、最大Γ個の第二段階弧コストが名目値から逸脱することを許容する。