核心概念
引張応力を印加することで、カルピーガネリウム相の層状構造を安定化させ、単一ユニットセル厚まで強誘電性を維持したLa${2}$Ti${2}$O$_{7}$ 薄膜の作製に成功した。
摘要
La${2}$Ti${2}$O$_{7}$ 薄膜における分極増強と強誘電性に関する研究論文サマリー
Gradauskaitea, E., Goossens, A. S., Li, X., Iglesias, L., Gloter, A., Meier, Q. N., & Bibes, M. (2024). Polarization boost and ferroelectricity down to one unit cell in layered Carpy-Galy La${2}$Ti${2}$O$_{7}$ thin films. arXiv preprint arXiv:2410.22902.
本研究は、層状ペロブスカイト構造を持つカルピーガネリウム(CG)相のLa${2}$Ti${2}$O$_{7}$ (LTO) 薄膜を作製し、エピタキシャル歪みがその構造と強誘電性に及ぼす影響を調査することを目的とした。