核心概念
SFQシステムにおける多相クロッキングは、パスバランシングのオーバーヘッドを効果的に削減し、従来の単一位相SFQマッピング手法を凌駕する。
摘要
超伝導エレクトロニクス技術であるRSFQは、高速動作と低消費電力を実現している。しかし、RSFQシステムではパスバランシングが必要であり、これを解決するために多相クロッキングが提案されている。本研究ではCP-SATを用いた制約プログラミングに基づく技術マッピング手法を提案し、7つの位相を使用することで回路サイズが平均59.94%削減されることが示された。また、2つの位相でも従来手法よりも小さなネットワークが実現されている。
統計資料
SFQシステムはCMOSよりも2〜3桁小さい消費電力で動作する。
7つの位相を使用することで回路サイズが平均59.94%削減される。
12つの位相を使用する場合でも回路サイズが47.5%削減される。
引述
"Multiphase clocking can substantially reduce the path balancing overhead in SFQ systems."
"Our methodology yields smaller networks than the state-of-the-art single-phase SFQ mapping techniques."