Основні поняття
GPT-4とGPT-3.5の法的質問応答タスクにおける単一言語および多言語環境での性能を評価し、多言語法的QAシステムの開発に向けた課題と可能性を明らかにする。
Анотація
本研究では、COLIEE Task 4データセットを用いて、GPT-4とGPT-3.5の法的質問応答タスクにおける性能を評価しました。
データ分析の結果:
- 英語と日本語のコンテキストおよび質問の長さに大きな差があることが確認されました。
- 最大トークン数の制限内に収まっていることから、GPTモデルの入力処理に問題はないと考えられます。
実験結果:
- GPT-4はGPT-3.5よりも単一言語および多言語環境の両方で優れた性能を示しました。
- 単一言語環境の方が多言語環境よりも高い精度を示しました。これは、言語間の違いや文化的差異への対応が課題となっているためと考えられます。
- 日本語単一言語環境の方が英語単一言語環境よりも高い精度を示しました。これは、元のデータが日本語であることから、日本語テキストの理解が優れていることが要因と考えられます。
結論:
- GPT-4はGPT-3.5よりも優れた性能を示しましたが、多言語環境での課題も明らかになりました。
- 高品質な翻訳データと言語の複雑性に対する深い理解が、多言語法的QAシステムの開発に重要であることが示唆されました。
- 今後の研究では、GPTモデルの多言語対応力の向上と法分野の知識を組み込むことが課題となります。
Статистика
英語コンテキストの平均長は525文字(H30)から703文字(R03)の範囲にあります。
日本語コンテキストの平均長は110文字(H30)から213文字(R03)の範囲にあります。
英語質問の平均長は200文字(R01)から273文字(H29)の範囲にあります。
日本語質問の平均長は72文字(H30)から88文字(R02)の範囲にあります。