核心概念
DLAPは、深層学習モデルと大規模言語モデルの長所を組み合わせ、ソフトウェア脆弱性検出の性能を大幅に向上させる。
摘要
本論文は、ソフトウェア脆弱性検出のための新しいプロンプティングフレームワークDLAPを提案している。DLAPは、深層学習(DL)モデルと大規模言語モデル(LLM)の長所を組み合わせることで、脆弱性検出の性能を大幅に向上させる。
具体的には、DLAPは以下の2つの主要な部分から構成される:
- DLモデルによって強化されたインコンテキスト学習(ICL)プロンプトの構築
- DLモデルを使ってコード候補の検出確率を生成し、これをICLプロンプトに組み込む
- これにより、LLMの注意機構を特定のプロジェクトに適応させる
- 静的解析ツールとDLモデルの結果を組み合わせたチェーン思考(COT)プロンプトの生成
- 脆弱性検出の手順を表すテンプレートライブラリを構築
- 入力コードの特性に応じて、COTプロンプトを動的に生成
実験評価の結果、DLAPは既存の大規模言語モデルプロンプティングフレームワークを大幅に上回る性能を示した。また、DLAPは高コストの微調整よりも優れた性能を発揮し、開発者が理解しやすい説明も生成できることが確認された。
统计
提案手法DLAPは、既存の大規模言語モデルプロンプティングフレームワークと比較して、F1スコアで平均10%、MCCで平均20%高い性能を示した。
DLAPは、大規模な微調整プロセスの90%の性能を達成しつつ、より低コストで実現できることが確認された。
引用
"DLAPは、深層学習モデルと大規模言語モデルの長所を組み合わせ、ソフトウェア脆弱性検出の性能を大幅に向上させる。"
"DLAPは、既存の大規模言語モデルプロンプティングフレームワークを大幅に上回る性能を示した。"
"DLAPは高コストの微調整よりも優れた性能を発揮し、開発者が理解しやすい説明も生成できる。"