本研究では、3Dシングルオブジェクトトラッキングのための新しい一方向フレームワーク「EasyTrack」を提案する。EasyTrackは以下の3つの特徴的な設計を備えている:
3Dポイントクラウドトラッキング特徴の事前学習モジュールを開発し、マスクを使ったトランスフォーマーにより3次元データ内のポイントワイズの空間関係パターンを学習する。
ターゲット対応の3D特徴学習と融合ネットワークを提案し、ターゲット認識3D特徴を同時に学習し、柔軟な自己注意メカニズムを通じて相互相関を広範に捕捉する。
密なbird's eye view (BEV)特徴空間における効率的なターゲット位置推定ネットワークを構築し、ターゲットの分類と回帰を実現する。
さらに、ノイズのポイントクラウド背景情報によるターゲットの曖昧さを低減するためのセンターポイント相互作用(CPI)戦略を導入したEasyTrack++を開発した。提案手法EasyTrackとEasyTrack++は、KITTI、nuScenes、Waymoデータセットにおいて、従来手法に比べて18%、40%、3%のSuccessの向上を達成しつつ、52.6fpsの高速動作と少ないパラメータ(1.3M)を実現した。
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