本論文は、部分的に与えられた3次テンソルの階数1完成問題を研究している。
まず、この問題が特殊な階数1行列回復問題に等価であることを示す。具体的には、部分的に与えられた3次テンソルAに対して、行列Xを見つけることで階数1完成を得ることができる。
次に、この階数1行列回復問題に対して、核ノルム緩和の手法を提案する。しかし、核ノルム緩和は常に階数1完成を得られるわけではない。
そこで、モーメント階層の半正定値計画緩和を用いる手法を提案する。この手法は常に階数1完成を得るか、その非存在を検出することができる。
特に、テンソルが強階数1完成可能な場合、問題を階数1行列完成問題に帰着でき、反復式によって効率的に解くことができる。
最後に、数値実験を通して、提案手法の有効性を示している。
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