本稿では、任意の奇数クエリ局所復号可能符号(LDC)に対し、従来よりも強い下界を証明しました。従来手法では困難であった奇数クエリの場合においても、新しい擬似ランダム性条件である「近似強正則性」を導入することで、効率的な復号を阻害する符号長の限界を示しました。