Kernekoncepter
ユーザーが提供するスケッチに基づいて、ロボットの端末が平面に接近し、指定された周期運動を安定的に実現するダイナミカルシステムを学習する。
Resumé
本研究では、ロボットの端末位置を表すダイナミカルシステムを学習することで、ロボットに複雑な周期運動を教示する手法を提案している。
まず、既知の安定周期運動を持つ基底システムを定義する。次に、この基底システムをユーザースケッチに合わせて変形するための微分同相写像を学習する。この微分同相写像を最適化することで、ユーザースケッチに一致する安定周期運動を持つダイナミカルシステムを得る。
理論的には、滑らかで閉じた任意の2次元曲線がこの手法で実現可能であることを示している。実験では、シミュレーションおよび実ロボットでの評価を行い、複雑な周期運動を高精度に生成できることを確認している。特に、ロボットに搭載されたカメラからの視点でユーザースケッチを入力できる点が有用である。
Statistik
ロボットの端末位置x(t)は以下のダイナミカルシステムで表される:
˙x(t) = f(x(t))
ここで、fは非線形写像である。