本研究では、層化無作為抽出法の下で、差分プライバシーを満たしつつ母集団割合の信頼区間を構築する手法を提案する。層化サンプリングのデータに適した2つの差分プライバシーの概念を定義し、ノイズ付加の方法の違いによる3つのアルゴリズムを開発した。理論的な解析により、提案手法が所望のプライバシー水準と漸近的な信頼水準を満たすことを示した。