Conceptos Básicos
V2V通信遅延が自動運転車プラトゥーンの時間ヘッドウェイの下限に及ぼす影響を分析し、通信遅延を考慮した適切な時間ヘッドウェイと制御ゲインの設計方法を提案する。
Resumen
本論文では、V2V通信遅延が自動運転車プラトゥーンの制御性能に及ぼす影響を分析している。
まず、CACC (Cooperative Adaptive Cruise Control) と CACC+ (CACC with information from multiple predecessor vehicles) の2つのV2V通信戦略を考慮する。通信遅延が存在する場合の車両間隔誤差の伝播方程式を導出し、これに基づいて時間ヘッドウェイの下限を導出する。
CACC の場合、通信遅延に応じた時間ヘッドウェイの下限を示し、適切な制御ゲインの選択方法を提案する。CACC+ の場合も同様に、先行車両数に応じた時間ヘッドウェイの下限を導出し、制御ゲインの選択方法を示す。
数値シミュレーションにより、提案手法に基づいて設計された自動運転車プラトゥーンが通信遅延に対して頑健な string 安定性を示すことを確認している。また、CACC+ を用いることで、プラトゥーンの長さを大幅に短縮できることも示している。
Estadísticas
通信遅延ℓが100 msの場合、CACCの時間ヘッドウェイの下限は0.7333 s
通信遅延ℓが100 msの場合、CACC+の時間ヘッドウェイの下限は0.35 s
Citas
"Lower bounds on the time headway are derived for CACC and CACC+ based platooning that depend on the latency in the communicated information from the predecessor vehicle(s)."
"The analysis is conducted to facilitate systematic and step wise co-design procedure for the selection of the control gains as well as the time headway under a given latency and parasitic actuation lag."