本研究では、近縁なメダカ魚種間の交配実験を通して、体軸分節化の時間的制御と空間的制御が独立したモジュールであることを明らかにした。
具体的には以下の知見が得られた:
メダカ種間で体軸分節化のタイミングと分節サイズに差異があり、これらの形質は正の相関を示す。
F1雑種では中間的な分節化タイミングを示すが、F2では両親の極端な表現型を超える幅広い変異が観察された。
F2個体の解析から、分節化タイミングと分節サイズの制御は遺伝的に独立したモジュールであることが示された。
発生QTL解析と遺伝子ノックアウト実験により、分節化タイミングと分節サイズをそれぞれ制御する遺伝子領域が同定された。
これらの結果は、体軸分節化における時間と空間の制御が独立したモジュールであるものの、自然環境下では選択圧によって結合されていることを示唆している。本研究は、発生過程の時間的・空間的制御機構の理解に新たな知見を与えるものである。
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by Seleit,A., B... à www.biorxiv.org 08-31-2023
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