本論文では、双曲線重み関数を用いたリャプノフ関数を提案し、源泉項を持つ双曲型偏微分方程式システムの解析に適用している。
まず、Bastin and Coronによる例題を取り上げ、指数関数重み関数を用いたリャプノフ関数では安定化可能な領域が限られることを示す。次に、双曲線重み関数を用いたリャプノフ関数を定義し、その性質を明らかにする。この新しいリャプノフ関数を用いることで、より広い範囲のパラメータで安定性を示すことができることを示す。
さらに、境界フィードバックに十分に大きな時間遅延が存在する場合、安定化可能な領域が大幅に狭まることを明らかにする。
最後に、双曲線重み関数を用いたリャプノフ関数が準線形双曲型システムの安定性解析にも有効であることを示す。特に、十分に小さな空間区間長に対して不安定性の十分条件を導出する。
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by Martin Gugat at arxiv.org 10-02-2024
https://arxiv.org/pdf/2410.00671.pdfDeeper Inquiries