本研究では、インターフェロン誘導性のADPリボシル化コンデンセートの分子メカニズムを明らかにしている。
主な知見は以下の通り:
インターフェロンはPARP14の転写を活性化し、PARP14の存在と触媒活性の両方が必要となるADPリボシル化コンデンセートの形成を引き起こす。
これらのADPリボシル化コンデンセートはp62ボディに局在しており、オートファジーマーカーのLC3Bは含まれていない。
p62ノックダウンによりADPリボシル化コンデンセートの形成が阻害されることから、p62が必須である。
PARP14によるp62のモノADPリボシル化が、p62ボディへのPARP14とADPリボシル化の凝縮を促進する。
これらのADPリボシル化p62ボディの形成には、活性的なユビキチン-プロテアソーム系が必要とされる。プロテアソーム阻害剤やユビキチン活性化酵素E1阻害剤によりADPリボシル化とPARP14の凝縮が阻害される。
以上より、インターフェロン誘導性のADPリボシル化はPARP14依存的にp62ボディに局在し、ユビキチン-プロテアソーム系の活性に依存することが明らかになった。
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