Core Concepts
データ可視化とデータサイエンスを1つのコースで教えることには課題があるが、それを乗り越えるための機会も存在する。
Abstract
本論文では、データ可視化とデータサイエンスを1つのコースで教えることの課題と機会について分析している。
課題:
- 1学期間で複数のツールを学ぶことの難しさ
- ツールやライブラリの習熟度の差異
- データサイエンス関連のトピック(AI、機械学習、データ可視化)を1つのコースで学ぶ難しさ
- データセットの選択と前処理の課題
機会:
- コースの構造を明確にし、学生のニーズに合わせてコンテンツを更新すること
- 大規模な実データセットをコース課題に導入すること
- 業界のプロフェッショナルから学ぶこと
- 協調学習を通じて学習を深めること
- コース初期からデータ可視化リテラシーを重視し、インタラクティブな可視化を学ぶこと
これらの課題と機会は、データ可視化とデータサイエンスを統合的に教える際の示唆となる。
Stats
データ可視化とデータサイエンスを1つのコースで教えることは時間的制約と学習負荷が大きい。
学生の95%が「このコースはデータ分析に必要な技術と知識を身につけられた」と回答した。
Quotes
「Tableauの使用方法を理解するのが難しかった。プログラムの機能は多岐にわたるが、頭の中のアイデアをTableauに反映させるのが大変だった」
「個人プロジェクトでTableau/Power BIを効果的に使ってデータを可視化するのが課題だった」
「機械学習の一部のトピックは少し難しかった」
「相関分析や回帰分析の概念を理解するのに、基本的な統計の復習が必要だった」