Core Concepts
データ関係性を視覚的に表現するために、ユーザーは様々な種類の視覚的な付加物を使用する。
Abstract
本研究は、データ関係性を視覚的に表現する際のユーザーの好みと直感を理解するために、設計引き出し調査を行った。参加者には10種類の異なるプロンプトが提示され、それぞれのプロンプトについて、バー、ポイント、ラインチャートに視覚的な付加物を描くよう求められた。合計364の描画が得られ、参加者が使用した8つの主要な視覚的付加物のカテゴリーが特定された。
主なカテゴリーは以下の通り:
エンコーディング: 色、不透明度、サイズ/半径、ストローク幅、形状などの視覚的エンコーディングの追加
マーク: 既存のマークの変更、新しいマークの追加、グリフの使用
しきい値線: データ値の境界や遷移点を示す線
セグメンテーション: バーチャートやラインチャートのマークを小さな部分に分割
陰影付きの範囲: データ値の範囲を示す陰影付きの領域
本研究の結果は、既存の視覚化拡張のデザインスペースと一致する部分が多いが、参加者の考慮事項や期待に関する新しい洞察も得られた。今後の研究では、これらの知見を統合し、視覚化拡張を支援するツールの設計に役立てることができるだろう。
Stats
色エンコーディングは、参加者の間で最も一般的に使用された。
しきい値線は、範囲を示すための陰影付きの領域よりも頻繁に使用された。
グリフの使用は非常に少なかった。