本研究では、宇宙デブリの確実な捕獲のために、デュアルアームロボットを用いたデタンブリングとケージングの手順を提案した。
デタンブリング段階では、インピーダンス制御を用いた反復接触によって、デブリの回転速度を低減する。これにより、デブリの運動量を段階的に吸収し、ケージングの際の衝撃力を低減できる。
シミュレーションによる parametric analysis では、インピーダンスパラメータの適切な設定により、デタンブリングとケージングを成功させられることを示した。特に、ダンピング係数の設定が重要であることが分かった。
実験では、提案手法によってデタンブリングに成功し、ケージングの際の接触力を大幅に低減できた。ただし、ケージング段階でロボットが特異点に陥ったため、ケージングには至らなかった。今後は特異点回避制御の導入などにより、ケージングも実現できるよう改善が必要である。
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by Akiyoshi Uch... at arxiv.org 05-03-2024
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