Core Concepts
円形輪郭上にラベルを配置する際の様々な問題設定と、それらに対する効率的なアルゴリズムおよび複雑性結果を提示する。
Abstract
本論文では、円形輪郭上にラベルを配置する問題について検討している。
まず、問題設定の様々な側面を整理し、COSA-Orbital Boundary Labeling スキームを用いて問題空間を定義している。問題設定には、ポート候補の自由度(C🔑/C🔒)、ラベル順序の自由度(O🔑/O🔒)、ラベルサイズの均一性(SBars/SAlign-Center)、ポート位置の自由度(A🔑
Align-Center/A🔒
Bars/A🔒
Align-Center)などの次元がある。
次に、ポート候補が自由な問題(C🔑OSA)について検討している。ラベル順序が固定された場合(C🔑O🔒SA)は、内側の特徴点のポート位置を決めれば他のラベルの位置も決まるため、効率的に解くことができる。一方、ラベル順序が自由な場合(C🔑O🔑SA)は、ラベルサイズが均一なときは多項式時間で解けるが、サイズが非均一な場合はNP困難であることを示している。
ポート候補が固定された問題(C🔒OSA)については、順序が固定された場合(C🔒O🔒SA)は効率的に解けるが、順序が自由な場合(C🔒O🔑SA)は複雑になることを示している。
全体として、本論文では円形輪郭上のラベル配置問題の様々な側面を明らかにし、それらに対する効率的なアルゴリズムや複雑性結果を提示している。
Stats
ラベルの長さの合計は円形輪郭の長さと等しい。
特徴点の数をnとすると、ポート候補の数は高々nである。
ラベルの長さの合計は円形輪郭の長さと等しいため、ラベルの長さの合計は定数である。
Quotes
特徴点の内側のものは、時計回りまたは反時計回りのリーダーで接続できる。
ラベル順序が自由な場合、リーダーを再ルーティングすることで交差のない解が得られる。