本論文では、多地域電力システムの負荷周波数制御(LFC)のための新しい統合設計手法を提案している。主な内容は以下の通り:
地域間相互作用と観測器とコントローラの双方向効果を考慮した、完全分散型の統合設計手法を提案した。従来の分離設計とは異なり、本手法では地域間相互作用を不確定性として扱い、観測器とコントローラ間の双方向効果を考慮している。
提案手法では、ロバストH∞最適化を用いて、オフラインで全ての分散型観測器とコントローラを同時に設計する。さらに、LMI領域割当て手法を組み合わせることで、過渡特性の改善も実現している。
3地域電力システムの事例研究により、提案手法が従来の分離設計手法に比べて優れた LFC 性能を示している。特に、固有値配置を行うことで、周波数偏差と送電線潮流偏差の過渡特性が大幅に改善されることが確認された。
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by Xianxian Zha... at arxiv.org 09-17-2024
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