Core Concepts
60代女性の初発股関節骨折が増加傾向にあり、一方で70代以上の女性の初発股関節骨折は減少している。
Abstract
本研究は、2009年から2018年にかけての全国健康・栄養調査のデータを用いて、60歳以上の女性の股関節骨折の動向を分析したものです。
主な結果は以下の通りです:
60代女性の初発股関節骨折が50%増加した
一方で、70代以上の女性の初発股関節骨折は減少した
全体としての女性の脆弱性骨折は半減した
骨粗鬆症(T値≦-2.5)の有病率は10年間で18.1%から21.3%に増加した
これらの結果は、高齢者への転倒予防対策の浸透により、70代以上の女性の骨折が減少した一方で、60代女性の骨粗鬆症の増加により、この年代の骨折が増加傾向にあることを示唆しています。
早期の骨健康管理の重要性が指摘されています。
Stats
60代女性の初発股関節骨折が50%増加した
70代以上の女性の初発股関節骨折は減少した
全体としての女性の脆弱性骨折は半減した
骨粗鬆症(T値≦-2.5)の有病率は10年間で18.1%から21.3%に増加した
Quotes
「高齢者への転倒予防対策の浸透により、70代以上の女性の骨折が減少した一方で、60代女性の骨粗鬆症の増加により、この年代の骨折が増加傾向にある」
「早期の骨健康管理の重要性が指摘されている」