Core Concepts
GraphMatcherは、グラフアテンション機構を使ってクラスとその周辺用語の高次元表現を計算し、オントロジーマッチングを行うシステムである。
Abstract
本研究では、新しいオントロジーマッチングシステムであるGraphMatcherを紹介する。GraphMatcherは、中心クラスの近傍グラフの同質なサブグラフにグラフアテンションを適用することで、中心クラスに関する文脈情報を得ている。グラフアテンションは、各クラスとその周辺クラスおよびプロパティの高次元表現を計算する。結果は、M1およびM3の評価指標において優れた性能を示している。今後の課題は、M2の評価指標における性能向上である。データタイププロパティなど、プロパティの近傍情報が不足しているため、外部情報を活用してプロパティの文脈を改善し、プロパティのアラインメントにもグラフアテンションを適用することが考えられる。また、最適なハイパーパラメータでモデルを訓練することも重要である。
Stats
オントロジーマッチングの評価指標であるPrecision、F.5-measure、F1-measure、F2-measure、Recallの値が示されている。