本論文では、RF信号の熱特性を活用した新しいSWIPTモデルを提案している。従来のSWIPTシステムでは、情報復号とエネルギー収穫の処理を分離する必要があったが、提案手法では受信機の温度変動を利用することで、両者を同時に行うことができる。
具体的には、連続する時間スロットの温度相関を利用して、仮想的なMIMOチャネルを構築する。この仮想MIMOチャネルは、温度が常に正の値をとるため、強度変調MIMOチャネルと等価な形式に変換できる。これにより、既存の手法を用いて、提案システムの達成可能レートを評価することができる。
数値結果から、低入力電力領域では指数分布の入力が、高入力電力領域では一様分布の入力が、レートおよびエネルギー収穫性能の観点で優れていることが示された。提案手法は、従来のパワー分割型SWIPTシステムと比較しても優れた性能を示す。
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by Elio Faddoul... at arxiv.org 03-27-2024
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