Core Concepts
組合せオークションにおいて、VCGベースのメカニズムを用いて任意の近似保証を達成するために必要な通信量を明らかにした。
Abstract
本論文では、組合せオークションにおいて、VCGベースのメカニズムを用いて任意の近似保証を達成するために必要な通信量を明らかにした。
主な内容は以下の通り:
一般的な評価関数を持つ入札者の場合、VCGベースのメカニズムを用いて m/k 近似を達成できることを示した。また、この機構は 2O(k) 通信量で実装可能である。
副加法的な評価関数を持つ入札者の場合、VCGベースのメカニズムを用いて √m/k 近似を達成できることを示した。また、この機構は 2O(k) 通信量で実装可能である。
一般的な評価関数の場合の下界は Ω(m/k)、副加法的な評価関数の場合の下界は Ω(√m/(k log(m/k))) であることを示した。
これらの結果により、組合せオークションにおいて、VCGベースのメカニズムを用いて達成可能な近似保証の上限と下限が明らかになった。
Stats
一般的な評価関数の場合、VCGベースのメカニズムを用いて m/k 近似を達成できる。
副加法的な評価関数の場合、VCGベースのメカニズムを用いて √m/k 近似を達成できる。
一般的な評価関数の場合の下界は Ω(m/k)である。
副加法的な評価関数の場合の下界は Ω(√m/(k log(m/k)))である。