本論文では、スペイン語リソースグラマー(SRG)の最新バージョンを紹介する。SRGは、HPSG形式で実装されたスペイン語の文法である。このようなグラマーは、言語理論の経験的検証のためのリソースとなる。また、文法性の厳密な概念を表現するため、コンピューター支援言語学習のアプリケーションのためのリソースともなる。
本バージョンのSRGは、最新のFreeling形態素解析器を使用し、手動で検証された2,291文からなる自動生成のツリーバンクとともに公開される。ツリーバンキングのプロセスを説明し、手動アノテーションとの違いと、統語理論の経験的な発展への貢献について述べる。ツリーバンクの高い一貫性と詳細さは、高品質のセマンティックパーサーや、精密で詳細なセマンティクスを必要とするシステムの訓練に役立つ。
最後に、学習者コーパスから抽出した100文に対するグラマーの適用結果を示し、第二言語習得の仮説を厳密に評価するための手法の開発に関する新しい研究ラインについて述べる。
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