Core Concepts
本論文では、双方向DC-DCコンバータと発電-蓄電デバイスから成るマルチポート相互接続システムの電圧制御を提案する。提案する非線形制御により、システムの電圧を所望の値に調整しつつ、他の変数は有界に保つことができる。
Abstract
本論文では、電力変換器の補助エネルギー貯蔵装置の電圧制御について検討している。
システムは、双方向DC-DCコンバータと発電-蓄電デバイスから構成される。
コンバータは、バック型とブースト型が直列に接続された2段構造となっている。
提案する非線形制御は、システムの一部の変数を所望の値に調整しつつ、他の変数を有界に保つことができる。
制御器設計では、システムを2つの部分システムに分解し、それぞれに対して制御器を設計する。
第1の部分システムでは、コンデンサ電圧x4を所望の値に漸近的に調整する。
第2の部分システムでは、コンデンサ電圧x2を所望の値の近傍に実用的に調整する。
シミュレーションと実験により、提案手法の有効性を検証している。
Stats
電流IL の変化に伴い、コンデンサ電圧x2の定常偏差が変化する。
コントローラゲインκ5を大きくすると、x2の定常偏差を小さくできる。
ただし、κ5を大きくすると、電流x1の過渡応答が大きくなる。
Quotes
"本論文では、双方向DC-DCコンバータと発電-蓄電デバイスから成るマルチポート相互接続システムの電圧制御を提案する。"
"提案する非線形制御により、システムの電圧を所望の値に調整しつつ、他の変数は有界に保つことができる。"
"制御器設計では、システムを2つの部分システムに分解し、それぞれに対して制御器を設計する。"