本論文は、高品質な新規ビュー合成と正確な幾何学再構築を実現する新しい手法「2D Gaussian Splatting」を提案する。
主な内容は以下の通り:
3D Gaussian Splattingの課題: 3D Gaussianは表面の薄さと矛盾し、法線情報を持たないため、正確な幾何学再構築が困難。
提案手法 - 2D Gaussian Splatting:
3D空間に埋め込まれた2D Gaussianプリミティブを用いて3Dシーンを表現
明示的なレイ-スプラット交差計算により、ビューに一致した正確な描画を実現
法線情報を直接モデル化し、法線一貫性の正則化項を導入
追加の正則化項:
深度歪み正則化: レイ上の Gaussianプリミティブの距離を最小化し、表面の集中を促進
法線一貫性正則化: 深度勾配から推定した法線と、Gaussianプリミティブの法線の整合性を確保
実験結果:
DTUデータセットでの幾何学再構築精度が最良
Tanks and Temples、Mip-NeRF360データセットでの新規ビュー合成も競争力のある性能
提案手法は効率的で高速な再構築を実現
2D Gaussian Splatting for Geometrically Accurate Radiance Fields
Stats
提案手法は、DTUデータセットにおいて、従来手法と比較して最も高い幾何学再構築精度を達成した。
提案手法は、Tanks and Temples、Mip-NeRF360データセットにおいて、競争力のある新規ビュー合成性能を示した。
提案手法は、従来の暗黙的な再構築手法と比較して、約100倍高速な再構築を実現した。