Core Concepts
2人のプレイヤーが辺を分割して持つグラフに対して、O(n)通信量で(Δ+1)頂点彩色を行うことができる。
Abstract
本論文では、グラフの(Δ+1)頂点彩色問題を2人のプレイヤー間の通信モデルで考えている。
辺は2人のプレイヤー(アリスとボブ)の間で分割されている。
彩色アルゴリズムの目標は、両プレイヤーが最終的に同じ彩色を知ることである。
非決定論的プロトコルでは、O(n)ビットの通信量で彩色を行うことができる。
確率的プロトコルでは、期待値O(n)ビットの通信量で彩色を行うことができる。
確率的プロトコルは、高確率でO(n)ビットの通信量に抑えられる。
一方、定数誤り確率の確率的プロトコルには、Ω(n)ビットの下界が存在する。
Stats
頂点数nとグラフの最大次数Δを用いて、(Δ+1)頂点彩色を行うことができる。
彩色アルゴリズムの期待通信量はO(n)ビットである。
彩色アルゴリズムは、高確率でO(n)ビットの通信量に抑えられる。
Quotes
"We provide a randomized protocol which uses O(n) bits of communication and ends with both players knowing the coloring."
"Combining this with a folklore Ω(n) lower bound, this settles the randomized communication complexity of (∆+ 1)-coloring up to constant factors."