Core Concepts
自己双対で完全正則な符号のうち、覆い半径ρ=2のものを完全に分類した。長さ8の2つの孤立した符号と、長さ4の無限族が存在することを示した。
Abstract
本論文では、自己双対で完全正則な符号のうち、覆い半径ρ=2のものを完全に分類した。
まず、ρ=2の自己双対完全正則符号は、最小重み3または4の二重重み符号であることを示した。
次に、最小重み3の場合、長さ4と8の符号が存在することを証明した。長さ4の符号は、2つの自己双対ハミング符号[4,2,3]3の直和であり、長さ8の符号は、ternary Hamming [4,2,3]3符号の直積である。
一方、最小重み4の場合、長さ8の拡張ハミング符号[8,4,4]2が唯一の可能な符号であることを示した。
これらの符号の交差配列も明示的に与えた。
Stats
長さ8、最小重み4の拡張ハミング符号[8,4,4]2の交差配列は{8, 7; 1, 4}
長さ8、最小重み3のternary Hamming符号[8,4,3]3の交差配列は{16, 8; 1, 2}
長さ4、最小重み3の符号[4,2,3]q (q=2^r, r>1)の交差配列は{4(q-1), 3(q-3); 1, 1/2}