Core Concepts
3次元点と直線の組み合わせを用いた絶対姿勢推定問題に対して、より効率的な解法を提案する。従来の手法と比較して、数値的に安定かつ高速な解が得られる。
Abstract
本論文では、3次元点と直線の組み合わせを用いた絶対姿勢推定問題に対して、より効率的な解法を提案している。
具体的には、以下の2つの最小問題を扱う:
Perspective-2-Point-1-Line Problem (P2P1L)
Perspective-1-Point-2-Line Problem (P1P2L)
従来の手法では、これらの問題を解くために4次以上の多項式の根を求める必要があった。本論文では、これらの問題を2次および4次の多項式の根を求めることで解くことができる新しい手法を提案する。
提案手法は、理論的にも実用的にも優れている。理論的には、Galois理論に基づいて最適性を示すことができる。実用的には、シミュレーションデータおよび実データを用いた実験により、従来手法と比較して数値的に安定かつ高速であることを示している。
また、特殊な場合として、入力が共平面となる場合についても考慮し、適切に対処する手法を提案している。
Stats
回転行列Rの各要素は、平均0、標準偏差1の正規分布に従って生成される。
並進ベクトルTは、単位球面上から一様ランダムに生成される。
3次元点Xiは、単位球面上から一様ランダムに生成される。
Quotes
"Although we do not theoretically prove that our solutions are of the lowest possible degrees, we believe so because of the following argument. The best existing solutions for pose estimation using three points and three lines use 4th and 8th degree solutions respectively. Since mixed cases are in the middle, our solutions for (2 points, 1 line) and (1 point, 2 lines) cases use 4th and 8th degree solutions respectively."