Core Concepts
事象カメラを移動させることで、静止した人体の3次元姿勢推定とメッシュ復元を、フレームデータを使わずに実現する。
Abstract
本論文は、事象カメラを移動させることで、静止した人体の3次元姿勢推定とメッシュ復元を、フレームデータを使わずに実現する手法を提案している。
提案手法の概要は以下の通り:
事象データから人体のエッジ(輪郭)を分類する。
移動する事象カメラから得られる輪郭事象を用いて、ボクセル表現を構築する。提案手法では、ボクセルの詳細を保持するためのレイ減衰を導入している。
構築したボクセル表現に対して、SMPL等の統計的人体モデルをフィッティングすることで、人体メッシュ、関節位置、体型パラメータを推定する。
実験結果より、提案手法はフレームベースの手法と比較して、姿勢推定精度とメッシュ復元精度が高いことが示された。特に、モーションブラーの影響を受けにくいことが確認された。
Stats
事象カメラの移動に伴い、静止した人体の3次元姿勢推定精度(PEL-MPJPE)は58.11 mm
同様に、人体メッシュ復元精度(Chamfer Distance)は7.589 mm