Core Concepts
様々なモーダル言語の論理的等価性は、適切なクラスの有標遷移システムに関する準同型カウントの区別不可能性によって特徴付けられる。
Abstract
この論文では、モーダル言語の論理的等価性を準同型カウントの区別不可能性によって特徴付ける結果を示しています。
具体的には以下のような結果が得られています:
肯定的存在モーダル論理の等価性は、ブール準リングに関する木クラスの準同型カウントの区別不可能性によって捕捉される。backward modality や global modality を持つ拡張言語も同様に、連結非巡回LTSクラスやフォレストクラスによって捕捉される。
階層付きモーダル論理の等価性は、自然準リングに関する木クラスの準同型カウントの区別不可能性によって捕捉される。backward modality や global modality を持つ拡張言語も同様に、連結非巡回LTSクラスやフォレストクラスによって捕捉される。
ハイブリッド論理の等価性は、自然準リングに関する点生成LTSクラスの準同型カウントの区別不可能性によって捕捉される。backward modality を持つ拡張言語は連結LTSクラスによって捕捉される。
肯定的モーダル論理や基本モーダル言語の等価性は、どのクラスの準同型カウントの区別不可能性によっても捕捉されない。
これらの結果は、準同型カウントを用いて特定の無限構造に関する等価性を特徴付けられることを示しており、従来の結果を一般化したものとなっています。
Stats
2つの有限関係構造Mとが同型であることと、すべての有限関係構造Tに対して、MからTへの準同型の個数がNからTへの準同型の個数と等しいことは同値である。
2つのグラフがk次元Weisfeiler-Lemaン法によって区別できないことと、k-木幅以下のグラフクラスに関する準同型カウントの区別不可能性は同値である。
2つのグラフがC2-等価であることと、色分け法によって区別できないことは同値である。
2つのグラフがk変数有限値論理で区別できないことと、(k-1)-次元Weisfeiler-Lemaン法によって区別できないことは同値である。
Quotes
"Lov´asz's theorem grew out of the study of a fundamental computational prob-lem in graph theory and complexity theory: the (undirected) graph isomor-phism problem."
"Lov´asz's result in [18] can be stated as follows: two finite relational structures M and N are iso-morphic if and only if homN(M, M) = homN(M, N), where M is the class of all finite structures."
"Dvoˇr´ak and Dell et. al. proved a more general result: homomorphism count indistinguishability with respect to graphs of tree-width at most k captures indistinguishability by the k-dimensional Weisfeiler-Leman (WL) method, where the color-refinement algorithm is the special case for k = 1."