Core Concepts
研究データ管理における異なるメタデータ形式の統一化を目的として、DCAT形式への変換を行うコンバーターを開発した。
Abstract
本研究では、研究データ管理(RDM)における課題であるデータ形式の異質性に取り組むため、コンバーターツールを開発した。
Berlin University Alliance(BUA)では、各大学が独自の語彙を使ってデータを公開しているため、データの統一化が課題となっていた。そこで、BUAのメタポータルであるBerlin Open Science Platform(BOP)に、DCAT形式への変換を行うコンバーターを統合した。
コンバーターは、収集したデータの元のスキーマとDCAT語彙の対応関係を特定し、DCAT形式に変換する。これにより、Piveauフレームワークのハーベスターが、DCAT形式のデータのみを受け取れるようになり、スキーマ管理の手間が不要となる。
また、NFDI4Cat、NFDI4DataScienceなどのNFDIプロジェクトにおいても、異なるリポジトリからのデータを統一的にDCAT形式で管理できるよう、コンバーターを適用することができる。
コンバーターの導入により、研究コミュニティ全体でのデータ共有と連携が促進され、データの相互運用性が向上する。
Stats
研究データ管理では、データ量の増加に伴い、メタデータ形式の標準化が重要となっている。
BUAでは、各大学が独自の語彙を使ってデータを公開しているため、データの統一化が課題となっている。
Quotes
"Without a converter, the Piveau importer is burdened with the task of managing multiple schemas, necessitating codebase adaption for each distinct schema."
"Our work offers a comprehensive solution for effectively managing different vocabularies within the same schema, e.g., oai_dc."